あべありかプロフィール写真

 大阪に生まれ、4歳よりピアノを始める。同志社女子中学・高校を経て、同志社女子大学学芸学部音楽学科ピアノ専攻卒業。在学中より草津国際音楽祭に参加。E. ピヒト・アクセンフェルト、J. パーレニチェクに師事し、修了演奏会に出演した。奈良県新人演奏会、大阪楽友協会推薦演奏会等に出演後、渡欧。

 オーストリア国立グラーツ芸術大学ピアノ演奏科に入学。第1ディプロムを取得、ピアノ演奏科を卒業。そして同大学院ピアノ伴奏科へ進学。その頃、第1回パシフィック・ミュージック・フェスティバルのオーディションに合格し、奨学生として招かれた。L. バーンスタインに最後の指導を受け、ロンドン交響楽団のメンバー達と室内楽等を演奏する。大学院在学中、コレペティトーアとしてコンサートでの歌の伴奏や様々なオペラ作りに参加。また、通奏低音のクラスでも才能を認められ、チェンバリストとしても活動した。

 第2ディプロム(マギスター)修士課程を修了後、帰国。グラーツ、フランス(サン・マロ)、京都、そして奈良でソロリサイタルを開催。そしてコラボレイティブ・ピアニストとして歌手、合唱、弦楽器、管楽器奏者との共演を重ねている。特に歌曲の分野では、専門のドイツ・リートはもちろん、京都フランス歌曲協会例会等にて、フランスメロディーの伴奏者として、様々なコンサートに出演。室内楽では新ブダペスト弦楽四重奏団、およびドイツ・プロメテウス弦楽四重奏団とピアノ五重奏曲を演奏。またソリストとしてグラーツ教育大オーケストラ、大阪チェンバーオーケストラ、奈良フィル等とピアノ・コンチェルトを演奏している。

 これまでに、W. クリーン、C. イヴァルディ、K. ゲキチ、A. シピリ、D. ボールドウィン、各氏のマスタークラスを修了。ピアノを小清水礼子、笠原進、古瀬村恭子、佐藤明子の各氏に、また歌曲伴奏法をG. ツェラー氏に師事。またチェンバロをF. ツェービンガー氏、フォルテピアノをP. コーエン氏に師事。奈良県音楽芸術協会、京都フランス歌曲協会各会員。エコールJEUGIA、滋賀短期大学、関西女子短期大学、各非常勤講師。2016年3月、奈良県生駒市にてピアノサロン「Atelier Artika」を開設し、主宰する。